【徹底解説】交通系ICカードが鍵になる?
「Smart IC Lock」で実現するスマートなアクセス管理

近年、スマートロックは私たちの生活に欠かせないものとなりつつあります。
鍵の紛失リスクの軽減、遠隔からの施錠・解錠、そして入退室管理の効率化など、そのメリットは多岐にわたります。
そんなスマートロックの中でも、特に注目を集めているのが「Smart IC Lock」です。「より高いセキュリティ」と「より優れた利便性」を両立させ、オフィス、店舗、そして住宅など、様々な場所での導入が進んでいます。
本記事では、Smart IC Lockの特長と導入事例等を解説し、スマートロックがもたらす未来の可能性を探ります!
Smart IC Lockとは
Smart IC Lockは、既存のドアへ追加加工を必要とせず、設置できる構造となっています。ICカードを鍵として利用できるほか、既存の鍵穴も併用できる特許取得済みの構造を持つスマートロックです。
主な特長
- 多様な解錠方法が可能
IC認証:Felica(ISO18092)やMifare(ISO14443A)のIC規格に対応しており、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードも登録して鍵として利用できます。
物理キー:万が一の場合に備え、従来の物理キーも併用可能です。 - オートロック機能搭載
ドアが閉まったことを感知し、自動的に施錠します。ON/OFFの切り替えも可能です。 - スマートなノンタッチ認証モード
WAKE UPボタンを押さなくてもICカードをかざすだけで解錠できるモードです。このモードは、電池消耗を抑え、認証感度を高める効果があります。 - スマートなデータ移動が可能なデータ管理機能
microSDカードでのデータ運用:専用の管理ソフト「MS Manager」をPCにインストールし、Smart IC Lockの解錠履歴、動作回数、IC登録者情報などのデータをmicroSDカード経由で閲覧・管理できます。 - 履歴情報も確認可能
IC LOCK機器に記録された認証履歴を管理ソフトで閲覧でき、CSV形式での保存や印刷も可能です。物理キーやサムターンでの解錠履歴も記録されます。
スマートフォンアプリ:シリアル番号の変更やタイマーモードの時間補正設定をスマートフォンアプリから行えます。 - 「時間」と「曜日」を自由に設定できるタイムコントロール機能
3つの運用モードを曜日と時間帯で簡単に設定できます。
ICカード認証:常時ICカードで解錠するモード
タッチ解錠:常時WAKE UPボタンを押して解錠するモード
タイマーモード:時間帯によって解錠方法を切り替えるモード。
例えば、特定の時間帯は誰でも入室できるようにしたり、管理者用カードのみで解錠できるように設定できます。 - 高い耐久性と長期利用
IC登録データ、解錠履歴を保存する「電源ユニット」と消耗部品の「駆動ユニット」を分離した特許 構造により、経年劣化時のコストを抑え、長期的な利用が可能です。 - 幅広いドアへの対応
バックセット38mm〜76mm、ドア厚32mm〜62mmまで対応し、バックセットは180度回転させて取り 付けられるため、多様なドアに設置可能です。




カードの種類と登録
Smart IC Lockでは、以下の3種類のICカードを登録・運用できます。
- G Masterカード:IC LOCK機器1台につき最大3枚登録可能。一度登録すると変更・追加・削除はできません。
- A Masterカード:IC LOCK機器1台につき最大5枚登録可能。管理ソフト「MS Manager」から追加登録できます。
- Userカード:IC LOCK機器1台につき最大300枚登録可能。
導入事例
導入前の課題
Smart IC Lockは、主に以下の場所で導入されています
- 賃貸・物件管理
- オフィス・シェア会議室
- 教育機関
- 研究機関
導入前には、ユーザーは以下のような課題を抱えていました
- 鍵の管理者が現場に来ないと扉が開けられない。
- オフィスや施設内で責任者のみが開けられる扉を設けたいと考えていた。
- 個人情報、クライアントの情報、その他重要な情報を守る必要があった。
- すぐにセキュリティ機能を導入したいという要望があった
導入後の解決策
Smart IC Lockの導入により、これらの課題は以下のように解決されました
- 「誰でも開けられる時間」を設定できるため、管理者が不在でも扉を開けられるようになりました。
- 扉の重要度に応じてセキュリティレベルを変更できるようになりました。
- 不正解錠による侵入警報、いたずら防止機能、そして解錠履歴を10,000件自動保存する機能により、セキュリティ対策に最適です。
- Smart IC Lockは、マスターキーが緊急時のみ使用され、300枚のICカードを発行できるため、ビル管理や賃貸マンション管理において、手間とコストを大幅に削減できるとされています。


まとめ
Smart IC Lockは、「ICカードを鍵として利用できる」という画期的なコンセプトと、それを支える特許取得済みの堅牢な構造が融合したスマートロックです。SuicaやPASMOといった普段使いの交通系ICカードをそのまま鍵として登録できるため、新たな鍵を持ち歩く必要がなく、極めて高い利便性を享受できます。
本記事で詳述したように、Smart IC Lockはオートロック機能による鍵のかけ忘れ防止、曜日や時間帯に応じたアクセス制御が可能なタイムコントロール機能、そして電池消耗を抑えつつスムーズな解錠を促すノンタッチ認証モードなど、多岐にわたる優れた機能を備えています。さらに、解錠履歴や登録者情報をmicroSDカードで管理できるデータ管理機能は、入退室の透明性を高め、セキュリティ監査を容易にします。
そのため、現代の多様なアクセス管理の課題を解決する強力なソリューションと言えるでしょう。交通系ICカードの普及を背景に、Smart IC Lockは今後ますます多くの場所で、よりスマートで安心な日常を実現していくに違いありません。
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